子宮口が3センチで陣痛がこない時とは？
ここでは、「子宮口が3センチで陣痛がこない時」
についてお話します。
臨月になり出産を心待ちにしている反面、
特に初産婦は初めての出産に不安を
感じている方が多いと思います。
特に出産の進み方が周りの方と
違っていたり陣痛がなかなか
こなかったりして不安に感じる方もいます。
中には子宮口は開いている
といわれているのに陣痛がきて
いなかったら誘発分娩や帝王切開に
なるのだろうかと心配する方もいます。
そこで、今回は子宮口が３センチ
開いている状況を仮定して、
子宮口が３センチ開いているのに
陣痛がこない状態についてまとめました。
子宮口の開き方
出産は第１期から第３期に分けられ
子宮口は第１期で全開大になります。
さらに第１期は準備期、活動期、
移行期の３つに分けられます。
準備期は子宮口３センチまでをいい、
子宮収縮はまだ弱く除々に
規則的になります。
初産婦は平均８時間、
経産婦は平均６時間かかるといわれて
いますが、中には数日から
数週間かかる方もいます。
活動期は子宮口７センチまでであり、
子宮収縮が強まり
３〜４分間隔となります。
初産婦は平均４時間、
経産婦は平均２時間かかると
言われていますがこれも個人差があります。
移行期は子宮口全開大である
１０センチまでです。
子宮収縮も２〜３分間隔となり
６０〜９０秒続くようになります。
初産婦は平均１時間、経産婦は
平均１５〜２０分間ですが、
こちらもやはり個人差があります。
子宮口が開くスピードは子宮口の
軟らかさによりますので、
妊婦全員が同じスピードで子宮口が
開き陣痛が始まることはありません。
また子宮口がいつ開くのか、
陣痛の前なのか後なのかも
個人差がありますのでいつ開くのが
正しいのかもありません。
子宮口が３センチ開いている状況
子宮口が３センチ開いている
状況というのは、子宮頸部が
軟らかくなり赤ちゃんも
下降も着々と行っています。
おしるしや陣痛が始まる方も
多いですがまだ痛みはほとんどありません。
この頃になると出産終了まで初産婦は
平均１０〜１２時間、
経産婦は平均４〜６時間かかりますが、
時間は個人差があります。
楽な姿勢になり陣痛が医師に
あらかじめ伝えられた間隔で
きているか確認してください。
この後本格的な陣痛が始まりますので、
今のうちに食事を摂り十分睡眠を
とって体力を温存しておいてください。
破水した後は入浴すると胎児が
細菌感染するリスクがありますので、
破水していない今のうちに
体を清潔にしておいてください。
赤ちゃんは産まれる準備がほとんど
終わっている状況ですのでいつ陣痛が
起きてもおかしくはありません。
しかし全員が陣痛がくる訳ではなく、
８センチ開いても陣痛がこなかった方も
いますので陣痛がこないと
心配する必要はありません。
このように、子宮口の開き方と
陣痛がくるタイミングは個人差があり
正しいタイミングはありません。
子宮口が３センチ開いていても
すぐ出産とはなりません。
自分の体の状況をあらかじめ
理解しておくと落ち着いて
出産準備をすることができます。
ゆっくりと赤ちゃんのペースに
合わせて出産を迎えてください。