陣痛がこない経産婦の時はどうするの?

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ここでは、「陣痛がこない経産婦の時はどうするのか」
についてお話します。

 

初産婦も経産婦もほとんどの人が
経験している陣痛。

 

しかしいつまでたっても陣痛が
来なかったらとても心配ですよね。

 

特に経産婦は

 

「一度出産しているから
陣痛くるの早いはずなのに」

 

と余計心配するのでは
ないのでしょうか?

 

そこで、今回は陣痛がこない
経産婦についてまとめてみました。

 

予定日って?

 

予定日とは、
妊娠40週0日のことを言います。

 

予定日という言葉から、

 

「この日に出産する」

 

と思われますが、実は予定日に
生まれるのは
全体の約20%しかいません。

 

「予定は未定にして決定にあらず」

 

という言葉のように、出産日が
確定しているわけではないのです。

 

ちなみに妊娠37週0日から
40週6日までを正周期といい、

 

その間に陣痛がくれば全く
問題はありません。

 

気をもむことなくドンと
構えて待ちましょう。

 

経産婦は初産婦よりも出産経験がある分
予定日よりも早く陣痛が始まる
というイメージがあります。

 

しかし、一般的には、経産婦は
産道が一度開いているので、

 

陣痛開始から娩出までの時間が
初産婦と比べて短く、

 

初産婦が11〜15時間に対し、
経産婦は6〜8時間と言われています。

 

つまり、経産婦は日数が短いのではなく、
陣痛開始から娩出までの
時間が短いのです。

 

さらに、お母さんの体質の問題で
一人目の陣痛が遅い場合は
二人目の陣痛も遅い可能性があります。

 

そんな場合は陣痛がくるのは
遅くなると開き直って上の子供と
なるべく触れあってください。

 

陣痛がこない原因

 

陣痛がなかなかこない
原因としては個人差があります。

 

その主な原因について
解説していきます。

 

一つ目の原因は、体力の低下です。

 

子宮は筋肉で構成されています。

 

高齢出産の場合や身体的、
精神的に弱っている時など、

 

体力が落ちていると陣痛が弱くなったり
起こりにくくなったりします。

 

普段から適度な運動を行い、
体力を付けていくことが
大切になります。

 

二つ目の原因は赤ちゃんの
頭の位置が下がって
いないということです。

 

赤ちゃんの頭は出産に向けて
除々に骨盤の中へ下がっていきます。

 

しかし、赤ちゃんの頭があまり
下がらない状態が続いてしまうと、

 

頭が大きく成長しさらに骨盤内に
下がりにくくなってしまい、

 

そのまま予定日から
何日も過ぎてしまいます。

 

これも適度な運動により、
赤ちゃんの頭の位置を
下げることが可能です。

 

三つ目の原因はストレスです。

 

陣痛は子宮の収縮です。

 

その子宮収縮はホルモンの
分泌が関与していると考えられています。

 

陣痛がこないことでいらいらしたり
不安に思っていると、

 

そのストレスで交感神経が優位になり
身体がこわばり筋肉、

 

つまり子宮の収縮がスムーズに
起こらないこともあります。

 

予定日のことや出産自体に
ストレスを感じたり、周りの人から

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「まだ産まれないの?」

 

というプレッシャーなど多くの
ストレスがあると思います。

 

予定日が過ぎても元気に
産まれてくれれば良いと余裕を

 

持って出産に挑むように心がけたり
することが必要ですが、

 

それが難しい場合は、周りには
予定日を遅くずらして伝えたり、

 

生産期だけ伝えておくことで
自衛することで周りからの
ストレスは軽減されます。

 

四つ目は子宮の居心地が
良すぎる場合です。

 

妊娠38週目頃の子宮は赤ちゃんの
発育を促す機能と赤ちゃんを保護する

 

環境にあり、赤ちゃんにとって
過ごしやすい環境にあります。

 

しかし、実は陣痛が起こる原因の
一つに赤ちゃんが

 

「外に出たい」

 

という思いがあります。

 

なぜかというと、赤ちゃんの出す
ホルモンが陣痛の発生に影響を
与えているという説があるためです。

 

居心地が良すぎてお腹の中に
居続けたいと思っているうちは
陣痛は起こらないのです。

 

五つ目はそもそも出産予定日が
違っていたという場合です。

 

出産予定日は最終月経を元に
人為的に計算して決定しています。

 

そもそも正しい出産日とは、
受精してから約265日後なので、

 

出産予定日を知るためには、
まず受精した日付を知る必要があります。

 

しかし正確に受精した日付を
知ることはできないため、予定日に
必ず陣痛がくるということではないのです。

 

陣痛がこない時は促すべき?

 

妊婦の中には、産道を開きやすく
するために、前駆陣痛が起きたら

 

ヨガやスクワットなど軽い運動をして
陣痛を促す方がいますが、

 

基本的にそこまで陣痛を
促す必要はありません。

 

むしろ、無理して運動をしても
前駆陣痛だけで終わることもありますし、

 

運動をしすぎて腰痛などに
なってしまうこともあります。

 

特に経産婦は一人目の時の経験を
頼りにしすぎてしまい

 

「一人目と何もかもが違う」

 

と戸惑ったり不安に感じてしまう方も
いると思いますが、同じお母さんが

 

出産しても同じタイミングの陣痛、
同じ出産をするわけではなく、

 

子供一人一人出産の仕方は違いますので、
あまり考えないようにしましょう。

 

もし、陣痛がくるか心配ならば、
妊娠37週から毎日の散歩や

 

臨月スクワット、階段の上り下りなど
運動をしていきましょう。

 

軽い運動は陣痛を促す効果があります。

 

また、冷えは陣痛を
遅らせてしまいます。

 

冷え性のお母さんの微弱陣痛の
発症率はそうじゃない人の約2倍です。

 

特に冷え性のお母さんは入浴では
なるべく湯船に浸かって体を温めましょう。

 

また、乳房を刺激するとオキシトシン
という子宮を収縮する
ホルモンが分泌されます。

 

乳房が柔らかい方が母乳の出が
良くなり赤ちゃんの吸い付きが

 

良くなるので、授乳に備えて
乳輪と乳頭のマッサージをしてみましょう。

 

実は経産婦の場合は、全員が
当てはまることではありませんが、

 

陣痛が出産ぎりぎりまで起こらない事や
陣痛が起こらなかったという事があります。

 

それは産道が開きやすくなっていることが
原因であるため母体が病気であるため

 

ではなく子供に異常が
あるからでもありません。

 

医師も検診で異常は無いか
チェックしていますし、どこか異常が
あるということではないのです。

 

このように、陣痛がくるかこないか、
タイミングやその程度は人それぞれ

 

違っており、みんなすべてが
同じではありません。

 

もちろん一人のお母さんが全く同じ
出産を何回もするのではなく
一回一回の出産はそれぞれ違っています。

 

いつかは必ず赤ちゃんは産まれてきます。

 

周りの声や予定日などに敏感にならず、
ゆっくりと落ち着いた気持ちで赤ちゃんと
出会う日を待っていてください。

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