陣痛の間隔が縮まらない時はどうするの?
ここでは、「陣痛の間隔が縮まらない時はどうするのか」
についてお話します。
初めての出産だと、
「陣痛に気が付くのか?」
まず心配になりますよね。
陣痛は生理痛の痛みに良く例えられますが、
いきなり出産真近の痛みになる訳では無く、
「前駆陣痛」
から始まります。
ではどのような感覚で陣痛が進行し、
間隔が縮まらない時は
どうするのかまとめてみました。
前駆陣痛の特徴
1:不規則に起こる生理痛の様なお腹を
圧迫する痛みで、間隔が短くなったと
思ったら長くなったりする
2:正産期に入る36週から
40週で起こる事が多い
3:痛みが続くのが1時間から
数時間と言われる場合が多い
4:痛みは感じるが、日常生活は
通常通り行えるくらいの痛み
本陣痛の特徴
1:規則的なお腹の痛みで、腰や、
お尻を強く圧迫されている様な痛み
2:痛みの間隔は数十分から
数分に徐々に短くなって行く
3:痛みを感じている時は、横になったり
座ったりしないと耐えられなくなる
この様に、前駆陣痛と本陣痛とは明らかに違い
「陣痛が始まったのかしら?」
ぐらいの感覚が前駆陣痛の痛みです。
出産経験者は
「陣痛は絶対にわかるから」
と良く言いますので、
「本陣痛」とは痛みのレベルが
違うと思っておきましょう。
陣痛の間隔が縮まらない時の
過ごし方は?
前駆陣痛が始まって、ドキドキして
落ち着かないお母さんも多いと思います。
これからやってくる本陣痛に備え、
出来る範囲で準備をしておくといいでしょう。
1:入院の準備
事前に入院の持ち物リストを病院からもらい、
すでに準備は終えていると思いますが、
最終確認をしいつでも持って行けるように
玄関近くに準備しておきましょう。
2:シャワーに浴びる
病院に行ってから、赤ちゃんが
出てくるまでシャワーを
浴びる事は出来ません。
ですから、出産前に浴びて気持ちも
体もスッキリさせておくのが良いでしょう。
3:なるべくリラックスして過ごす
気持ちを落ち着かせる飲み物を飲んだり、
長引くかもしれない出産に備え、
事前に食事を済ませておいて下さい。
大きくなったお腹と最後の時間を過ごし、
もうすぐ会える赤ちゃんと
会話をしてリラックスしましょう。
病院に連絡するタイミング
「陣痛がきた!」
と思って急いで病院に行くのではなく、
まずは陣痛がくる間隔を確認して下さい。
陣痛の間隔が10分程度になったら
病院に行くのが一般的ですが、
経産婦の場合は出産までの時間が
短くなる傾向があるので、
15分程度と言われます。
陣痛の間隔の変化は?
実は陣痛にも10分間隔になってから、
赤ちゃんが出てくるまでに段階があります。
陣痛開始から出産までは
第1期から第3期の段階があります。
この段階を知っておくと間隔が
短くならない不安も少しは解消されます。
1:第1期
「潜伏期」と「活動期」に分かれており、
まず「潜伏期」の陣痛の間隔は
5分から10分になり、
痛みを感じる時間は30秒から
60秒程です。
子宮口は3センチから
4センチ開いています。
期間は8時間から10時間程で、
まだ動けたり、話をする事もできます。
しかし「活動期」になると陣痛の
間隔が2分から5分程になり、
痛みを感じる時間は
45秒から60秒程です。
子宮口は4センチから
10センチ開いています。
期間は初産婦で5時間から7時間程、
経産婦で2時間から4時間程です。
徐々に痛みを感じる時間が長くなり、
下腹部や腰に強い圧迫感があります。
2:第2期
「分娩期」と呼ばれ、陣痛が続く
時間は30秒から90秒程と
長くなってきます。
痛みの間隔は60秒から90秒となり、
子宮口は全開になっています。
期間は初産婦で45分から60分程、
経産婦で15分から30分程です。
呼吸も荒くなり、話す事も難しくなり
激しい痛みを感じます。
赤ちゃんが出てくる瞬間に、
裂けるような痛みを感じるでしょう。
お母さんがいきむことで、
赤ちゃんが産道へと押し出され、
いよいよ全身が出てきます。
3:第3期
赤ちゃんが出てきた後に胎盤を
排出するまでの期間です。
数分間から30分程続きます。
この様に本陣痛にも段階があり、
痛みを感じる時間や間隔は
個人差が大きいです。
陣痛の間隔が縮まらないと
不安に思うでしょうが、段階を
理解しているとよりリラックスして
出産に臨む事が出来ます。
「もうすぐ赤ちゃんにあえる!」
と希望をもって陣痛を乗り越えましょう。