陣痛の始まりと胎動の違いとは?

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ここでは、「陣痛の始まりと胎動の違い」
についてお話します。

 

出産って特に初めての出産だと
不安な事や心配ごとが多くなりますよね。

 

妊娠36週から40週に入ると、
胎動や前駆陣痛、ストレス、
便秘などでお腹が痛くなることがあります。

 

しかし臨月の場合、自分が感じている
お腹の痛みは出産が近づいている
前駆陣痛か胎動なのか、

 

それとも本陣痛なのかいまいち
よく分からない時もありますよね。

 

そこで、今回は陣痛の始まりと
胎動との違いについてまとめました。

 

陣痛はどのように始まるのか?

 

妊娠36週から40週頃になり
出産が近づくと、本陣痛の前に
前駆陣痛というのが始まります。

 

前駆陣痛とは、赤ちゃんの通り道
である子宮下部や子宮頸部を
柔らかくし通りやすくするための陣痛です。

 

本格的な陣痛である本陣痛とは
違うことから、

 

「偽陣痛」

 

と言われることもあります。

 

前駆陣痛には個人差があり、
お腹が張るだけの人や痛みに

 

全く気づかずいつの間にか
本陣痛になっている人もいます。

 

痛みの発生は不規則なので、
胎動の痛みと勘違いする人もいます。

 

また、前駆陣痛が発生する時期も
人それぞれなので、臨月前から

 

発生する人や出産前日にいきなり
前駆陣痛が発生する人もいます。

 

つまり、前駆陣痛が来たらすぐに
本陣痛が来るわけでは無いのです。

 

その後の本陣痛では、子宮口が
全開になり子宮が強く収縮するため
かなりの痛みを伴います。

 

前駆陣痛と違い、本陣痛は痛みが
規則的で間隔も除々に短くなります。

 

「本陣痛かな?」

 

と思ったら、痛みの間隔を記録し、
産婦人科が指示する間隔になったら
すぐに産婦人科を受診しましょう。

 

陣痛中、胎動はどうなるの?

 

出産が近づくと、赤ちゃんの頭が
骨盤に固定されるため、動きが
少なくなり胎動が感じにくくなります。

 

しかしそれも陣痛と同様個人差があり、
中には出産間近まで暴れていた
という人もいます。

 

陣痛の間も赤ちゃんが激しく
動いていても、それは赤ちゃんが

 

苦しいのではなく元気な証拠で
あるため、特に注意は必要ありません。

 

しかし、突然胎動が全くなくなるのは
胎児機能不全や赤ちゃんに酸素が
行き渡っていないなど、

 

赤ちゃんに異常が起きている
可能性があります。

 

胎動がなくてお腹が痛く、
硬く張っている場合、

 

「常位胎盤早期剥離」

 

といい胎盤が子宮壁から
剥がれてしまい子宮内が
大出血している可能性があります。

 

重症化すると母子ともに
命の危機になります。

 

ただし、陣痛とは違い強い下腹部痛と
お腹の張りがあるため比較的
早期発見できると言われています。

 

少しでも心配だと思われる
ことがあれば、迷わず
産婦人科を受診しましょう。

 

また、足の付け根に胎動を
感じる場合は逆子の可能性があります。

 

こういう話を聞くと、陣痛の間に
胎動に気づくことができるか、

 

陣痛の最中にもちゃんと赤ちゃんの
異変に気づくことができるか
心配になりますよね。

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実際は陣痛の痛みは胎動の痛みを
遙かに超えているので胎動が
なかなか感じにくいのが多いです。

 

むしろ陣痛の間は
胎動どころではないと思います。

 

しかし、入院中はNSTを使い
看護師や医師、助産師が定期的に

 

赤ちゃんの心音を
確認していますので問題ありません。

 

もし何か異常が見られたらNSTで
発見できるので、安心して
出産に集中してください。

 

入院をする前でしたら、
胎動カウントで自分で胎動を
確認できます。

 

胎動カウントの方法は、
安静にした状態で胎動が

 

10回発生するまでに何分
かかるかを測定する方法です。

 

臨月の場合約20〜30分で
10回胎動を感じます。

 

1時間測定して10回未満だった
場合はもう1時間測定し、

 

2回目も10回未満だった場合は
赤ちゃんに異常がある可能性が

 

ありますので、
産婦人科を受診しましょう。

 

陣痛と胎動ってどう違う?

 

前駆陣痛も胎動も痛みが
不規則でとても区別が難しいです。

 

胎動の痛みは、赤ちゃんがお腹を
蹴ったり押したりするので、

 

中からぎゅーっと押されたような
痛みになります。

 

痛みではありませんが、
しゃっくりやおしっこでお腹が
ぶるぶるすることもあるようです。

 

痛みは人それぞれですが、
共通していえることは、いかにも

 

「赤ちゃんここにいますよ」

 

という痛みになります。

 

前駆陣痛はお腹を下して下痢を
しているときのような痛みだったり

 

生理痛のような痛み、下腹部の方が
全体的にじわじわと痛む感じです。

 

これも個人差があります。

 

その後の本陣痛は、痛みが
規則的になり間隔も除々に
短くなっていきます。

 

痛みが増強し全体的に痛みがあります。

 

前駆陣痛は体勢を変えると痛みが
軽減しますが、本陣痛は体勢を
変えても痛みは変わりません。

 

初めての出産の方でも
ほとんどの人が本陣痛だと
自覚する痛みです。

 

もし前駆陣痛なのか胎動なのか
分からない場合は、

 

「陣痛チェックアプリ」

 

という
陣痛の時間をチェックできたりする

 

アプリがあるので
使ってみるのもいいと思います。

 

このように、陣痛と胎動の違いは
分かりづらく、胎動が感じにくくなると

 

「赤ちゃん大丈夫だろうか?」

 

と心配になるかと思います。

 

しかし、症状やその感じ方は人ぞれぞれです。

 

前駆陣痛が始まる前にあらかじめ
出産準備をすませておき、

 

落ち着いて出産に挑める
ようにしていきましょう。

 

もし不安なことがあったら
産婦人科を受診するだけでも安心しますよ。

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